渡米10年でハリウッドデビュー、「リコリス・ピザ」安生めぐみがPTAの演出を回想

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ポール・トーマス・アンダーソン監督作「リコリス・ピザ」でキミコを演じた安生めぐみが、東京都内で行われたトークイベントに登壇した。

「リコリス・ピザ」トークイベントに登壇した安生めぐみ。

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「リコリス・ピザ」より、安生めぐみ演じるキミコ。

1970年代の米ロサンゼルス・サンフェルナンドバレーを舞台に、25歳の写真技師アシスタントであるアラナと、15歳の高校生ゲイリーの恋模様を描いた本作。アラナ・ハイム、クーパー・ホフマン、ショーン・ペン、トム・ウェイツ、ブラッドリー・クーパー、ベニー・サフディらがキャストに名を連ねる。キミコは日本食レストラン・ミカドのオーナーの2番目の妻という役どころだ。

安生めぐみ

東日本大震災をきっかけに「後悔しないようにやりたいことをやろう!」と、長年憧れていた俳優への夢を叶えるべく渡米した安生。短大の音楽学科や演劇クラスに通いながらウェートレスのアルバイトをし、オーディションを受ける日々が続く。そうして本作のオーディションに出会った安生は、渡米して10年、見事合格してハリウッド映画で銀幕デビューを果たした。

「リコリス・ピザ」メインビジュアル

安生が初めてアンダーソンに会ったのは撮影当日だった。現場でアンダーソンに「めぐみには、いろいろなことをやってもらいたいんだ」と声を掛けられたことを振り返り、「この言葉が一番うれしかった」と明かす。「私が出演するシーンはとても短いのに、PTA(ポール・トーマス・アンダーソン)はいろいろなパターンの演出を考えてくれました。半日掛けて演じたんですが、最後に『アラナから目を離さないで演じてほしい』と言われたので、ギロッと(にらむように)演じてみたら、何かカチッとハマった感覚がありました」と述懐。「しっかりと使ってくれていて安心したし、感激もしました」と素直な思いを口にする。また撮影現場で「僕の義母は日本人なんだよ」とPTAに明かされたというエピソードも。“キミコ”の役名は、PTAのパートナーであるマヤ・ルドルフの継母で元ジャズシンガーの笠井紀美子からヒントを得ており、笠井も本作にエキストラ出演しているという。

安生はまたすぐにロサンゼルスに戻りオーディションを受けるとのことで「日本の皆様にお届けできるような作品に出演できるよう、がんばりたい」と抱負を述べた。

「リコリス・ピザ」は東京・TOHOシネマズ シャンテほか全国で上映中。

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