細田守と岩崎太整が「竜とそばかすの姫」制作の舞台裏語る、WOWOW配信番組に出演

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WOWOWオリジナル配信番組「シネマセッション」に、「竜とそばかすの姫」で監督を務めた細田守と音楽監督を務めた作曲家の岩崎太整が出演した。

「シネマセッション」に出演した細田守(右)と岩崎太整(左)。

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「竜とそばかすの姫」

これは、毎月テーマとなる作品に関わったクリエイターを迎えてトークする配信番組。5月は「竜とそばかすの姫」がテーマとなり、作品への思いや制作のきっかけ、本作のモチーフとなっている「美女と野獣」、劇中の音楽についてなど舞台裏が語られる。

細田守

番組で細田は「アニメーション制作をがんばろう!と思わせてくれたアニメが、制作会社に入社した1991年に公開された『美女と野獣』でした」「あるとき記者から、そんなに『美女と野獣』が好きなら自分で作ればいいじゃないですかと言われたんです。自分で作るなんて考えたことがなかったのですが、これを機会に本当にリメイクをするならどうすればいいのかを考えるようになりました」と、制作のきっかけを語る。「美女と野獣」と「インターネット」という2つのテーマを掛け合わせた本作だが、細田はこのテーマについても「『美女と野獣』の面白さって、暴力的な外見で優しい心を持つ野獣の二面性だと思うんです。この二面性は『インターネットでの自分と現実での自分』という二面性と共鳴するかなと思いました」と述べた。

岩崎太整

第45回日本アカデミー賞で最優秀音楽賞を受賞した岩崎は「物語の舞台となるUの世界観では『多様性』が1つのテーマだったので、複数の作曲家を絡めて制作をしたいと考えていました」とこだわりを明かす。細田の持つ作品イメージをもとに、絵コンテを見ながらシーンに合う曲をそれぞれの担当が作り上げていった。コロナ禍での制作ということもあり、作曲家同士が顔を合わせて集まることが難しかったため、オンラインで意見交換を重ね、楽曲制作を進めたという。岩崎は「インターネット上の仮想空間がテーマの本作ですが、インターネットがなければ今回の楽曲制作はできなかったと思います」と振り返った。

ほかにも同番組では、主人公すず / ベルを演じた中村佳穂のオーディションについてや、岩崎の思う細田作品の魅力などが語られる。「シネマセッション:細田守監督×作曲家 岩崎太整」は5月21日にWOWOWオンデマンドで配信スタート。同日、WOWOWでは「竜とそばかすの姫」を含む6本の細田作品が放送される。

シネマセッション:細田守監督×作曲家 岩崎太整

WOWOWオンデマンド 2022年5月21日(土)配信スタート

「竜とそばかすの姫」

WOWOWプライム 2022年5月21日(土)13:00~
WOWOWシネマ 2022年5月21日(土)20:00~

「竜とそばかすの姫」放送記念! 細田守監督特集

WOWOWシネマ 2022年5月21日(土)
<放送スケジュール>
バケモノの子」12:00~
時をかける少女(2006年)」14:15~
サマーウォーズ」16:00~
おおかみこどもの雨と雪」18:00~
「竜とそばかすの姫」20:00~
未来のミライ」22:15~

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(c)2021 スタジオ地図

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秋本美桜 @sexy_graffiti_x

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