脚本家の松田寛夫が88歳で死去、「花いちもんめ。」「社葬」で映画賞を受賞

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脚本家の松田寛夫が3月24日に悪性リンパ腫のため死去したことを、本日4月1日に東映が発表した。88歳だった。

松田寛夫

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1933年9月3日に京都府で生まれ、のちに映画監督・松田定次と女優・松浦築枝の養子となった松田。1958年に東映に入社し、京都撮影所の助監督として配属された。その後、映画やドラマの脚本を数多く執筆。「女囚さそり」シリーズなどで知られる伊藤俊也の監督作「花いちもんめ。」で第9回日本アカデミー賞最優秀脚本賞、舛田利雄の監督作「社葬」で第44回毎日映画コンクール脚本賞を受賞した。

このたびの訃報に際して、伊藤は「松田さんと私は長らく二人で脚本作りに励んでまいりました。今は半身を奪い取られた気持ちです。今後も松田さんだったらどうするという思いで仕事をしたいと想います」とコメント。なお葬儀は故人の遺志により、3月29日に家族葬として執り行われた。

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