イニャリトゥが絶賛、「国境の夜想曲」ジャンフランコ・ロージとの対談動画が到着

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3年以上の歳月を掛けてイラク、クルディスタン、シリア、レバノンの国境地帯を撮影した、ジャンフランコ・ロージの監督作「国境の夜想曲」。このたび同作を絶賛するアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥとロージの対談動画がYouTubeで公開された。

「国境の夜想曲」

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「国境の夜想曲」

ドキュメンタリー「ローマ環状線、めぐりゆく人生たち」と「海は燃えている~イタリア最南端の小さな島~」で、ヴェネツィア国際映画祭とベルリン国際映画祭を制したロージ。本作では侵略、圧政、テロリズムにより多くの人々が犠牲になった地域を、ロージが通訳を伴わずに1人で旅をし、残された者たちの声に耳を傾けた。

「国境の夜想曲」

対談はそれぞれの自宅をつなぐオンラインで行われた。「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」「レヴェナント:蘇えりし者」で知られるイニャリトゥは「とても感動して数時間言葉が出ませんでした。なぜなら映画的な“俳句”のようなものを感じたからです」と本作へ賛辞を贈り、「どのような過程でこの作風に到達したんですか?」と質問する。

ジャンフランコ・ロージ

ロージは「私はどうにかしていつも題材の中に親しみやすいものを見出すようにしています」と答え、「国境というのは通常分断が生まれる場所ですが、私にとっては出会いの場でした。それがこの映画の始まりで、明確なアイデアも、台本もなく私はただ現地に行きました。人との出会いが映画のインスピレーションになったんです」と振り返っている。

「国境の夜想曲」は2月11日より東京のBunkamura ル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国で順次公開。

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(c)21 UNO FILM / STEMAL ENTERTAINMENT / LES FILMS D'ICI / ARTE FRANCE CINÉMA / Notturno NATION FILMS GмвH / MIZZI STOCK ENTERTAINMENT GвR

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