あんなに怒られるなんて…矢部太郎が「きまぼん」舞台裏語る、池田暁はきたろうと攻防

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きまじめ楽隊のぼんやり戦争」のトークイベントが4月8日に東京・テアトル新宿で行われ、キャストの矢部太郎と監督の池田暁が登壇した。

「きまじめ楽隊のぼんやり戦争」トークイベントの様子。左から矢部太郎、池田暁。

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「きまじめ楽隊のぼんやり戦争」

毎朝9時から夕方5時まで規則正しく戦争をしている津平町の住民の姿をユーモラスに描く本作。前原滉が楽隊への異動を言い渡される真面目な兵士・露木を演じ、技術者として津平町に赴任してきた仁科に矢部が扮した。

「きまじめ楽隊のぼんやり戦争」

どの人物も表情や感情が読みづらく、話し方に抑揚がない演出が施された本作。池田は「皆さんの個性は消したくないですね。でも(感情は)抑えてほしい。前作に続いて出演いただいたきたろうさんとは攻防がありました(笑)。どういう演出かわかってくださっているからこそですが、せめぎ合いでした」と振り返る。

「きまじめ楽隊のぼんやり戦争」

池田組初参加となる矢部は、過去作を観ず現場に臨んだことに触れ「行ってみたら、あの感じで……」と驚きを明かす。池田が「石橋蓮司さんは前作を観てから出演を決めてくださったんです。会ったときに『わかるよ、やりたいこと』とおっしゃっていました」と述べると、矢部は「僕も適応したんです! でも、観た人からは“普段の矢部さん”と言われました」と話し、会場の笑いを誘った。

本作の撮影時、周囲が知らぬ間にトンネルへ探検に出てしまったという矢部。池田から「(スタッフに)怒られていましたよね?」と質問が飛ぶと、矢部は「40代になってあんなに怒られるなんて……(笑)。コロナ前の最後のマジギレでしたね」と思い返す。そんな矢部演じる仁科に関して池田は「シナリオの第1稿にはいなかったんです。読み直すうちに、戦時下で働く技術者を描きたいと思いました。人を殺そうと思っているわけではないけれど、そういうものを作る科学者や技術者。そこで思いついたキャラクターです」と言い、「仁科役は初めから矢部さんしか希望を出していないんです」と熱い思いを語った。

「きまじめ楽隊のぼんやり戦争」は、テアトル新宿ほかで公開中。

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(c)2020「きまじめ楽隊のぼんやり戦争」フィルムプロジェクト

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