「映画 ギヴン」新たな公開日決定、原作・キヅナツキと監督・山口ひかるが喜び語る

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映画 ギヴン」の新たな公開日が8月22日に決定した。

「映画 ギヴン」キービジュアル

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5月16日に封切られる予定だったが、新型コロナウイルスの影響で公開延期となっていた本作。2019年7月期に放送されたテレビシリーズでは、バンド「ギヴン」のメンバーを軸に、高校生の佐藤真冬と上ノ山立夏の淡い恋が描かれた。映画では、中山春樹、梶秋彦、村田雨月という年長者たちの“苦くて熱い”恋模様にスポットが当てられる。

新公開日決定に際し、原作者のキヅナツキ、監督の山口ひかる、脚本の綾奈ゆにこ、音楽を手がける未知瑠、主題歌を担当するセンチミリメンタルからコメントが到着。キヅナツキは「とてつもない僥倖です、嬉しい、ありがとうございます」と喜びを語り、山口は「大変長らくお待たせしました。原作から読んできている人にもTVから追ってくれている人にも楽しんでもらえるように、そして観てくれた人の心の支えにそっとなれるようにと、つくりました。今回の楽曲も本当に素晴らしいものばかりです」とファンへメッセージを送った。

キヅナツキ コメント

映画化が決定した際の印象や感想

びっくりしました。学生の頃映画を専攻していたのもあって、自分の作品が映画になるというのは特別感慨深いものがあって、とにかくすごく光栄だな、と。

ファンへのメッセージ

今、こうした状況の中で「映画 ギヴン」を公開できること、観たい!と思って劇場に足を運んでくださる方がいることを、とてもありがたく感じています。とてつもない僥倖です、嬉しい、ありがとうございます。

山口ひかる コメント

映画化への印象や意気込み

「ギヴン」の企画が来た時から映画の話はあったので、TVの最終回、エンディング後告知が出来上がったのを見て、とうとう来るべき時が来たか…という感じでした。TVは高校生組にスポットが当たっていましたが、大人組の物語も同時にずっと続いてきているので、これまで積んで培ってきたものを粛々と紡いでいくのみ、という心持ちです。

アニメと映画で、製作するうえでの違いはあったか

TVでは約20分×11本で頭の2.5巻分のエピソードを描いたんですが、今回は原作後半のほぼ同じ分量を60分という決められた尺内でいかに上手く収めるかが最大の難関でした。あとはテレビより大きいスクリーンでドラマをやるので、見栄えの部分で「映画用」の見せ方はどの様にしたらいいだろうかを常に模索していました。音響もTVとは段違いなのでライブ音楽を是非映画館で体感してもらいたいです。

ファンへのメッセージ

大変長らくお待たせしました。原作から読んできている人にもTVから追ってくれている人にも楽しんでもらえるように、そして観てくれた人の心の支えにそっとなれるようにと、つくりました。今回の楽曲も本当に素晴らしいものばかりです。どうぞお楽しみください。

綾奈ゆにこ コメント

映画化への印象や意気込み

春樹と秋彦、そして雨月の関係を色濃く描く映画となります。真冬と立夏は一歩ずつ歩み寄ってコミュニケーションしましたが、彼らは大事な相手にこそ本音を言わない“大人”です。TVシリーズと地続きの話ですが、それとはまた違った姿勢で挑みました。映画だから描けるシーンもありますね。

アニメと映画で、製作するうえでの違いはあったか

TVシリーズは深堀り、映画は凝縮する脚本作業でした。キヅ先生の漫画の空気感を損なわず、丁寧に描くのは変わらずですが、決められた尺に対して扱うエピソードの分量が多いのは難しかったですね。キヅ先生をはじめ関係各位様と確認を取りながら進めていきました。

ファンへのメッセージ

劇中と同じ季節に、「映画 ギヴン」をご覧いただけることになりました。「舞台 ギヴン」をはじめ様々なエンタメが中止や延期を余儀なくされる中、こんなにも早く公開が叶い、感謝しております。
音楽と恋。切り離せない、割り切れない、迷い、悩む彼らの季節を、ぜひご覧ください。

未知瑠 コメント

映画化への印象や意気込み

ギヴン4人の姿をスクリーンで観て頂ける事を大変嬉しく思っています。

アニメに続き楽曲を担当するが、映画ではどのような楽曲を届けたいか

彼らの葛藤や日常を、音楽で支え、彩り、物語を盛り上げていけるような楽曲をお届けできたらと思いながら、制作してきました。

ファンへのメッセージ

緊急事態宣言を受けて、一度は公開延期となりました「映画 ギヴン」ですが、ようやく劇場で観ていただけることになりました。是非、映画館ならではのサラウンド音響も含め、劇場でお楽しみ頂けたらと思います。

センチミリメンタル コメント

映画化への印象や意気込み

TVシリーズでは、「ここにいる人」と「ここにいない人」とのトライアングルがテーマだったと感じましたが、この映画では「ここにいる人達」のトライアングル。切なくリアルな想いの交差に、音楽で花を添えられたらと思っています。

アニメに続き楽曲を担当するが、映画ではどのような楽曲を届けたいか

前回も大切にしてきたことですが、登場人物達を、いわゆる「アニメキャラ」という括りで終わらせるのではなく、あくまで対等に、僕らと同じく、誰かを愛し、喜び、悲しみ、傷付き傷付けながら日々を生きる人間として解釈して、登場人物も、スタッフや演者、そしてご覧になる皆様も、この作品に関わる全ての人が共有・共感し合えるような楽曲になれば幸いです。

ファンへのメッセージ

突然のコロナウイルスによる世界規模の脅威に為す術もなく、この映画の公開も予定より後ろ倒しとなりました。
映画を見終わって劇場の外に出た後も、長い人生の中でそういった様々な暗闇が押し寄せてくることもきっとあるかと思います。不安で眠れない夜もあるかもしれない。
でも、そんな時にこの「映画 ギヴン」に託したメッセージを合言葉に、きっと僕らは乗り越えていけるはずです。
大丈夫。「眠れなくても、夜は明ける。」

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(c)キヅナツキ・新書館/ギヴン製作委員会

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極東新天地 @kyoku_shin

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