吉沢亮、渋沢栄一演じる大河ドラマ「青天を衝け」発表に「タイミングばっちり」

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2021年放送のNHK大河ドラマ「青天を衝け」の制作・主演発表会見が本日9月9日に東京・NHK放送センターで行われ、主演を務める吉沢亮、脚本家の大森美香、制作統括の菓子浩が出席した。

「青天を衝け」のタイトルにちなみマスコミから「衝く感じで」と求められた吉沢亮。

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「青天を衝け」制作・主演発表会見の様子。左から吉沢亮、大森美香。

本作では吉沢演じる渋沢栄一が主人公に。幕末から昭和にかけて生きた渋沢は500以上もの企業設立に関わり、同時に600以上の社会公共事業に携わった“日本資本主義の父”と称される人物。ドラマでは時代の波に翻弄され挫折を繰り返しながらも、高い志を持って近代日本の未来を切り開いた渋沢の姿が描かれる。

吉沢亮

大河ドラマ初出演となる吉沢は「すごく光栄と思う反面、プレッシャーも尋常じゃないくらい感じてます。今の僕にこの大きな作品の真ん中で何ができるのかという不安はありますが、精一杯演じたい。渋沢栄一という人間の人生をしっかり楽しいエンタテインメントとして皆様にお届けできるようにがんばります」と意気込みを語る。1カ月半ほど前にオファーを受けたばかりだそうで「今まさに渋沢栄一さんを勉強している最中」という吉沢。渋沢の人生において印象に残ったエピソードを問われると「すごい印象的というエピソードが人生において何度もある。本当にいろんなことをされた方」と答えつつ、渋沢の公益を追求した道徳的な側面と利益を上げる“経済人”としての両立した考えに共感したことを明かし、「ちゃんと人に愛される人物を作っていきたい」と話した。

吉沢亮

ドラマでは「青春」をキーワードに、渋沢のフレッシュでみずみずしい姿も描かれる。吉沢が「91歳まで生きた方。どこまで描くかはまだ決まってませんが、自分がその年齢を演じる姿は想像できないですね」と笑みをこぼす一幕も。現在放送中のNHK連続テレビ小説「なつぞら」に山田天陽役で出演していた吉沢。先週の放送で天陽が36歳の短い生涯を閉じたことで、“天陽ロス”という言葉が生まれるほど大きな話題となっていた。吉沢は「このタイミングで大河の発表はばっちりだなあと(笑)。天陽で僕のことを知ってくれた方も多いと思うので、それとはまた違う面白さを届けられるようにがんばりたい」と決意の表情を見せる。また「1年間同じ役を演じるのは『仮面ライダー』でも経験していましたが、歳を取って役自体が成長していくのは『なつぞら』が初めてでした。歳の取り方を感じさせるしぐさや表情といったお芝居などは『青天を衝け』にも生かせると思います」と付け加えた。

大森美香

脚本は連続テレビ小説「風のハルカ」などで知られ、大河ドラマ初挑戦となる大森が担当。脚本を手がけた「あさが来た」に渋沢栄一を登場させた際に、下調べで「こんな面白い人生を送っていたのか」と驚いたそうで「渋沢さんほどいろんな目線から幕末を見ていた人はいないと思う。農民、尊皇攘夷の志士、幕臣、実業家などいろんな立場で江戸から明治を駆け抜けた人物」と紹介する。そして「幕末ドラマを今までにない目線で描けないか」と考え、大河ドラマの題材に渋沢を選んだと述べる。菓子曰く、2024年より発行予定の新紙幣一万円札に渋沢の肖像が選ばれたことも、ドラマへの後押しになったという。

「青天を衝け」のタイトルにちなみマスコミから「衝く感じで」と求められた吉沢亮。

タイトルは、若き渋沢が商売のために信州へ旅したとき、険しい峡谷で読んだ漢詩「勢衝青天攘臂躋 気穿白雲唾手征」の一節から取られた。「青空を突き刺す勢いでひじをまくって登り、白雲を突き抜ける気力で手に唾して進む」という意味で、逆境に負けることなく突き進んだ渋沢の人生と重ねられている。

「青天を衝け」は2021年1月に放送スタート。2020年夏のクランクインを予定している。演出には「セカンドバージン」の黒崎博、「なつぞら」の渡辺哲也が名を連ねた。

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テーマは「青春」スイッチオンだ

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