成田凌は埼玉で愛されているか?周防正行の質問にタジタジ「カツベン!」報告会

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周防正行がメガホンを取り、成田凌が主演を務めた「カツベン!」の公開に先駆け、現在「周防正行の全国しゃべくり道中」と題したキャンペーンが進行中。このたび経過報告ミニ会見が東京・スタジオエビスで行われ、周防と成田が出席した。

「周防正行の全国しゃべくり道中」の様子。左から周防正行、成田凌。

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全国を巡りながら「活弁」の魅力を伝える同企画。周防はテレビの生放送やラジオへの出演、県知事への訪問のほか、現地の劇団員やアナウンサー、学生などに映画のメイキング動画に活弁を付けてもらうイベントも行っている。現在31都道府県を巡り、160媒体で映画をPRした。

周防正行

今回のキャンペーンについて周防は「普段絶対会わない人に話を聞けるのは楽しい」と言及し、「地方メディアの様子は東京にいるとわからない。彼らは自分たちの住む土地でどのように発信していけばいいのか考えている。生放送に参加すると、こんなにゆるいんだと発見があって楽しい」とメディア出演の感想について語る。またイベント参加者の反応については「取材を始めるときに映画が楽しかったと言ってくれるのがうれしい」と笑顔を見せ「僕のしゃべくりも安定感を増して、外さないようになってきた」と自信をのぞかせた。

成田凌

自身の出身地である埼玉を訪れる際には、是非参加したいという成田。周防が全国を巡っていることについて「ありがとうございますと。すごすぎる、160媒体。そんな監督と一緒に取材を受けていると楽で仕方ない。ポイントを押さえて話してくれるので、感謝しかないです」と茶目っ気たっぷりに述べる。キャンペーンを通してご当地の役者が地元に愛されていることを実感したという周防は「埼玉で愛されてる?」と成田に突然質問。「怖い質問しますね」と苦笑した成田は「実家から出たら若者2人から『本物だ!』と言われる。まだその程度です」と答えて笑いを誘った。

周防の演出について話が及ぶと、成田は「セリフがないシーンにこだわっていたのが印象的です。17カットぐらい撮りました」と振り返り、とりわけ“廊下を出入りするだけ”のシーンが心に残っていると話す。周防から誕生日プレゼントに小津安二郎セットをもらったという成田は、小津作品に登場する“廊下のシーン”を観た際に「これか!」と思ったと力説する。

「カツベン!」 (c)「2019 カツベン!」製作委員会

今作は活動写真のシーンのみフィルムで撮影し、そのほかのシーンはデジタルで撮影したという周防。デジタルでの撮影について「大正時代に映ってはいけないものを消すためにCGを使った。時代劇になればなるほどデジタルのほうが便利。皮肉なことになっている」とし「『カツベン!』はデジタルで撮っているけれど、活動写真を意識してモノクロフィルムでの撮影をイメージした」と本作へのこだわりを明かす。

左から周防正行、成田凌。

なお各地で出会った人たちを写真に収めているという周防が、取材陣にカメラを向ける一幕も。成田も「俺もいたよ」と言いながら参加し、場を和ませていた。

サイレント映画が主流だった大正時代を舞台に、活動弁士志望の青年の奮闘が描かれる「カツベン!」は12月13日より全国ロードショー。

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