「ナチス第三の男」メイキング映像、ナチスで一番危険な男ハイドリヒがフェンシング

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「猿の惑星:新世紀(ライジング)」のジェイソン・クラークが主演を務める「ナチス第三の男」のメイキング映像が、YouTubeで解禁された。

「ナチス第三の男」新場面写真

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「ナチス第三の男」ポスタービジュアル

本作は、2014年本屋大賞の翻訳小説部門第1位に輝いたローラン・ビネの小説「HHhH プラハ、1942年」をもとにした歴史ドラマ。“金髪の野獣”“ナチスでもっとも危険な男”と呼ばれた冷酷なナチス高官ラインハルト・ハイドリヒと、彼の暗殺をもくろむ2人の青年の姿が描かれる。メイキング映像には、クラーク演じるハイドリヒがフェンシングをするさまや演説する姿のほか、アクションシーンの裏側などが収められた。

「ナチス第三の男」

メガホンを取ったのは「フレンチ・コネクション-史上最強の麻薬戦争-」のセドリック・ヒメネス。ヒメネスはクラークについて「彼は恐ろしくもなれるし、魅力的にもなれるし、強烈な存在感がある。そのすべてが、ハイドリヒを演じるためにとても重要だった」と説明し、「恐ろしい悪役を演じるときにもっとも大切なことは、その俳優の知性と読解力。僕はハイドリヒの残虐行為を許すつもりも忘れるつもりもない。人間とは思えない。でも僕は、彼を理解するために、この男についてもう少し深く掘り下げたかったんだ」と思いを語る。

「ナチス第三の男」

クラークは、ハイドリヒのナチズム以外の興味や彼の何があれほどの統制力を発揮する手助けとなったのかを知ることが重要だと考えたという。クラークは「彼はクラシック音楽の愛好家だった。父親が作曲家で、彼自身も才能あるバイオリニストであり、フェンシングの名手でもあった。そしてナチ運動の特権的地位に就き、あらゆる人々に対してすさまじい恐怖を植え付けた」と話す。そして、「監督はハイドリヒの弱さを掘り下げ、できる限り複雑な男にしたいと言った。彼が1人の人間であることを忘れてほしくなかったんだよ」と明かし、「もちろんハイドリヒはコミックの悪役ではない。彼は確かに存在していた。親も兄弟もいて、彼の胸には人間の心臓が鼓動していた。僕たちは明日、それとは知らずに、同じ男と道ですれ違うかもしれないんだ」とコメントした。

ロザムンド・パイクジャック・オコンネルジャック・レイナーミア・ワシコウスカがキャストに名を連ねた「ナチス第三の男」は、1月25日より東京・TOHOシネマズ シャンテほか全国で順次公開。

※「ナチス第三の男」はR15+指定作品

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白沢すいか @suika_sirasawa

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