松尾スズキの「もう『はい』としか言えない」が芥川賞候補に

2

124

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 29 79
  • 16 シェア

第159回芥川龍之介賞候補作品に、松尾スズキの「もう『はい』としか言えない」が選ばれた。

「もう『はい』としか言えない」書影(文藝春秋刊)

大きなサイズで見る

松尾スズキ「もう『はい』としか言えない」
Amazon.co.jp

日本文学振興会は本日6月18日、第159回芥川龍之介賞および直木三十五賞の候補作品を発表。「クワイエットルームにようこそ」を自ら脚本と監督を手がけ映画化した経験もある松尾は、同作と「老人賭博」に続き今回が3度目の芥川賞ノミネートとなる。「もう『はい』としか言えない」では、浮気がバレたことで妻に「仕事場の解約と毎日のセックス」を言い渡された男が、突然フランスの怪しげな“世界を代表する5人の自由人のための賞”を受賞し、パリへ飛ぶさまが描かれる。単行本は6月29日に文藝春秋より発売。

さらに直木賞候補作品には、映画「少女」「告白」などの原作者としても知られる湊かなえの新作「未来」が。同作では、主人公のもとに「わたしは20年後のあなたです」という一通の手紙が届くことから、物語が展開していく。

そのほかの候補作品は以下の通り。なお選考委員会は7月18日の17時より東京・新喜楽にて開催される。

第159回芥川龍之介賞候補作品

古谷田奈月「風下の朱(あか)」
高橋弘希「送り火」
北条裕子「美しい顔」
町屋良平「しき」
松尾スズキ「もう『はい』としか言えない」

第159回直木三十五賞候補作品

上田早夕里「破滅の王」
木下昌輝「宇喜多の楽土」
窪美澄「じっと手を見る」
島本理生「ファーストラヴ」
本城雅人「傍流の記者」
湊かなえ「未来」

この記事の画像(全1件)

読者の反応

  • 2

ロボぺ @robope111

松尾スズキの「もう『はい』としか言えない」が芥川賞候補に - 映画ナタリー https://t.co/ghTxUcjTFg

コメントを読む(2件)

おすすめの特集・インタビュー

関連商品

リンク

このページは株式会社ナターシャの映画ナタリー編集部が作成・配信しています。 松尾スズキ / 湊かなえ の最新情報はリンク先をご覧ください。

映画ナタリーでは映画やドラマに関する最新ニュースを毎日配信!舞台挨拶レポートや動員ランキング、特集上映、海外の話題など幅広い情報をお届けします。