「30年後の同窓会」リチャード・リンクレイターが語るキャスティング秘話

1

35

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 10 22
  • 3 シェア

30年後の同窓会」の監督を務めたリチャード・リンクレイターより、コメントが到着した。

「30年後の同窓会」

大きなサイズで見る(全5件)

「30年後の同窓会」ポスタービジュアル

「さらば冬のかもめ」の原作者としても知られるダリル・ポニックサンの小説をもとにした本作は、妻に先立たれたうえに最愛の息子を戦地で失ったドクを主人公とするロードムービー。ドクがかつての戦友2人とともに息子の遺体を故郷へ連れ帰るさまが描かれる。

「30年後の同窓会」

リンクレイターは、本作に出演したスティーヴ・カレルブライアン・クランストンローレンス・フィッシュバーンについて「彼らはとても愉快な人たちで、それぞれが独特なユーモアのセンスと感情表現を持っている」と説明。そして「30年前は兄弟のようだった男たちが中年になり、昔のように向き合ったときにどんな気持ちになるのか掘り下げてみたかった」と表現したかったことを明かす。

リンクレイターはドクを演じたカレルを「とても難しいキャラクターだが、彼のとても繊細で思慮深い演技によってドクの内面がカメラを通してよく伝わる。だから私たちは彼の旅に入り込むことができる。複雑なキャラクターを見事に演じきってくれた」と称賛。サル役のクランストンについては「普通はスティーヴが陽気で、ブライアンはシリアスな役を演じると思うが、ブライアンに愉快でクレイジーなサル役をオファーした」と述懐し、「彼は役柄に埋没し、まったく違う人間になりきることができるカメレオン俳優。サルという人物に素晴らしいエネルギーをもたらしてくれた」とキャスティングが功を奏したと話した。

キャスティングの際にリンクレイターが「彼しかいない」と考えオファーしたのは、ミューラー役のフィッシュバーン。“殴り屋”というあだ名がつくほど気性が荒かった過去を反省し、今は地元住民に慕われる牧師となった二面性のある人物を演じたフィッシュバーンを「物語の前半、サルの悪ふざけにキレてからの彼には“殴り屋ミューラー”が一方の肩に、もう一方には“牧師ミューラー”が乗っている。フィッシュバーンはこういった葛藤を演じきる素晴らしい仕事をしてくれた」と感謝を示した。

「30年後の同窓会」は6月8日より、東京・TOHOシネマズ シャンテほか全国にてロードショー。

この記事の画像・動画(全5件)

(c)2017 AMAZON CONTENT SERVICES LLC

読者の反応

  • 1

映画ナタリー @eiga_natalie

「30年後の同窓会」リチャード・リンクレイターが語るキャスティング秘話(コメントあり) https://t.co/WSuWgcxj3q https://t.co/BFUuvOaceb

コメントを読む(1件)

おすすめの特集・インタビュー

関連商品

リンク

このページは株式会社ナターシャの映画ナタリー編集部が作成・配信しています。 30年後の同窓会 / リチャード・リンクレイター / スティーヴ・カレル / ブライアン・クランストン / ローレンス・フィッシュバーン の最新情報はリンク先をご覧ください。

映画ナタリーでは映画やドラマに関する最新ニュースを毎日配信!舞台挨拶レポートや動員ランキング、特集上映、海外の話題など幅広い情報をお届けします。