コッポラ夫人は脚本執筆が怖い?「アカデミー賞獲った人が家にいるから…」

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本日6月6日、「ボンジュール、アン」のジャパンプレミアが東京・TOHOシネマズ 日本橋で行われ、監督のエレノア・コッポラ、主演のダイアン・レインが出席した。

「ボンジュール、アン」ジャパンプレミアの様子。

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エレノア・コッポラ

ダイアン・レイン

フランシス・フォード・コッポラの妻であり、ソフィア・コッポラの母であるエレノアが80歳にして長編映画の監督デビューを果たした本作。エレノアは「実は私自身が男性とフランスを旅したという実体験があって。ゆとりを持つ喜びを感じた、目覚めのような素晴らしい経験が作品の土台になっています」と説明する。主人公アンを演じたレインは「この役をやってほしいと言われたときは心からワクワクしました!」と笑顔を見せ、「未来や過去に縛られず、いまこの瞬間を生きようと思う。そんな物語になっています」と本作の魅力をアピールした。

左からエレノア・コッポラ、通訳の戸田奈津子。

イベントでは、本作の日本語字幕を担当し、この日はエレノアの通訳として登壇していた戸田奈津子が「(劇中の)セリフはエレノアがいつも言っていることなんですよ。彼女を裏で見ているような感じがしました」と明かす場面も。戸田の言葉を受けて、エレノアは「私の興味が各キャラクターに反映されているんです」とはにかみながらコメントした。

「脚本を書くのは怖かったです。アカデミー賞の脚本賞を獲った人が家にいるから……(笑)」と茶目っ気たっぷりに話すエレノア。彼女は「私は自分でやりたいという気持ちが強くて、家族には作品のことをあまり話さなかったんです。それにフランシスは映画を作るのがいかに難しいかを知っているので、最初は大賛成ではなかった」と続け、「でも私がなかなかお金を集められず奔走しているのを見て、彼はサポートをしてくれました」と制作時を懐かしんだ。

そして最後にエレノアは「映画作りは本当に大変なチャレンジでしたが、楽しみました。皆さんぜひフランスへの旅を楽しんでください」と、レインは「エレノアさんの長編デビュー作に出ることができ、エレノアさんという1人の女性を祝福できてうれしく思います」と観客に語りかけ、舞台挨拶を締めくくった。

「ボンジュール、アン」 Photo by Eric Caro

「ボンジュール、アン」は、人生のひと区切りを迎えようとしている女性アンが、思いがけない旅を通して自分自身を見つめ直していくさまを描いた作品。7月7日より東京・TOHOシネマズ シャンテほかで全国ロードショー。

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(c)American Zoetrope, 2016

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