窪塚洋介、渋川清彦、太田莉菜が舞台「怪獣の教え」再演に熱意「毎回違うものになる」

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窪塚洋介渋川清彦太田莉菜が出演する舞台「怪獣の教え」の囲み取材と公開ゲネプロが、本日9月21日に東京・Zeppブルーシアター六本木にて行われた。

舞台「怪獣の教え」の囲み取材にて、左から豊田利晃、窪塚洋介、渋川清彦、太田莉菜。

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「怪獣の教え」ゲネプロより。

舞台「怪獣の教え」は、映画「青い春」「空中庭園」などでメガホンを取った豊田利晃が演出・脚本・映像を手がけ、中村達也、ヤマジカズヒデ、青木ケイタからなるユニット・TWIN TAILが音楽を担当した舞台作品。2015年11月に神奈川・横浜赤レンガ倉庫で上演され、今回、場所を移して再演されることになった。

「怪獣の教え」ゲネプロより。

窪塚洋介

演劇・音楽・映像を融合させたエンタテインメント“ライブシネマ”である本作について、豊田は「稽古して完成させたものを本番で見せるのではなく、役者、映像、音楽、音響、すべてが本番でないと完成できない。セッションのようで、スリルもある。そこを楽しんでもらいたい」と見どころを伝える。再演にあたり、窪塚は「独白のシーンが新たに増えたので、そこも楽しんでやっています」と解説し、「毎回新しい発見をしながらセッションを楽しんでいます。『今日はこう来たか』『このセリフわざと言わないでみようかな?』とか。毎公演違うものになるはず」と本作ならではの楽しさをアピール。

「怪獣の教え」ゲネプロより。

また豊田が「映画は1カットずつ確認しながら撮っていけるけれど、舞台は始まったら役者に預けることになる。みんなでセッションする感覚は舞台のほうが強いので、それはそれでとても楽しんでいます」と分析すると、豊田組の常連俳優である渋川は「(豊田は)稽古でもカチンコ持って『ヨーイ、ハイ!』って言ってますね。和ませたりもしてくれますが、本番に入ると顔が変わります」と明かす。本作で初舞台を踏んだ太田は「毎回何が起きるかわからないという緊張感があります」と打ち明けながらも、「(前回より)会場が大きくなったことで、恐怖よりも気持ちのいい空間が増えたという感覚です」と清々しい表情を見せた。

左から窪塚洋介、渋川清彦。

2017年に日本公開を控えるマーティン・スコセッシ監督作「沈黙-サイレンス-」や、エリザベス・バンクスとの共演作「Rita Hayworth with a Hand Grenade(原題)」に出演する窪塚。「沈黙-サイレンス-」の撮影を「夢を見ているような時間だった」と振り返り、「今までやってきたことに海外から賛辞を贈ってもらえたというか。マーティン・スコセッシ監督に認めてもらい、評価してもらった現場というのは、自分にとって自信になっています」と述べる。窪塚は「でも1本1本が命懸けだし、毎回『これで最後かな』と思って挑む気持ちは昔から変わってない。だから今日の初日にすべてぶつけるのが大事だと思っています」とも語り、再演への意気込みをのぞかせた。

「怪獣の教え」ゲネプロより。

ゲネプロは、前回の公演と同じくディジュリドゥ奏者・GOMAによる演奏からスタート。国家の秘密を暴露し政府から追われる男・天作役の窪塚、島育ちのサーファー・大観役の渋川、“怪獣の教え”の秘密を知る女・クッキー役の太田が繰り広げるステージの後ろでは、小笠原の海などの映像を映し出すスクリーンが光を放つ。ストーリーが進むにつれてバンドのボルテージも上昇。生演奏ならではの圧倒的な音圧で舞台を“体感”することができる。

「怪獣の教え」は9月25日まで上演。

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