アピチャッポンが「世紀の光」を語る動画公開、「これは愛についての映画」

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タイの鬼才アピチャッポン・ウィーラセタクンが監督を務める「世紀の光」。このたび、アピチャッポンが本作について語るメッセージ動画がYouTubeにて公開された。

「世紀の光」 (c)2006 Kick the Machine Films

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「世紀の光」 (c)2006 Kick the Machine Films

2006年に制作された「世紀の光」は2つのパートに分かれており、前半は地方の緑豊かな病院、後半は都市の近代的な病院が舞台。登場人物の多くも重なり、医師と患者の会話や恋の芽生えなどのエピソードが形を変えながら反復される。

「世紀の光」 (c)2006 Kick the Machine Films

「世紀の光」 (c)2006 Kick the Machine Films

日本の観客に向けた同映像は、タイのチェンマイにある自宅でアピチャッポン自らが撮影したもの。その中で彼は「これは愛についての映画で、しかも撮影中には恋をしているクルーがたくさんいて、とても珍しいことでした」とリラックスした様子で裏話を明かす。続けて、医者であったという両親から着想を得たことに触れ「私自身の記憶もミックスしました。ですから映画全体は異なる時代の記憶の混合です」と作品の成り立ちに言及。約2分半の動画ではそのほかに、プロではなく素人をキャスティングしたことによって生まれた効果、ロケ地と自身との関係についてなど、さまざまなトピックが語られていく。

「世紀の光」は、1月9日より東京のシアター・イメージフォーラムほかで全国順次ロードショー。加えて同館にて特集上映「アピチャッポン・イン・ザ・ウッズ2016」が同時開催され、3月には監督最新作「光りの墓」の公開が控えている。

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シネモンド @cinemondestaff

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