内野聖陽が「海難1890」舞台挨拶のため初のトルコへ、人々の歓迎受けしみじみ

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12月5日に全国公開された、日本・トルコ合作映画「海難1890」。現地時間12月24日に開催される同作のプレミア舞台挨拶に参加するため、主演の内野聖陽が初めてトルコ・イスタンブールを訪れた。

ヴァリデハンで屋上に上がった内野聖陽。(c)2015 Ertugrul Film Partners

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ヴァリデハンにて現地の女子大生たちと交流する内野聖陽(中央)。(c)2015 Ertugrul Film Partners

「海難1890」は、1890年に和歌山・串本町樫野崎沖で起きた「トルコ軍艦エルトゥールル号海難事故」と、その95年後の「イラン・テヘラン在留邦人救出事件」に関する2つのエピソードで構成されたヒューマンドラマ。「利休にたずねよ」の田中光敏がメガホンを取り、内野は日本パートの主演を務めている。

海事博物館を訪れた内野聖陽(中央左)。(c)2015 Ertugrul Film Partners

12月23日に念願のトルコ入りを果たした内野。まず都市交通の拠点となっているタクシム広場を訪れると、警察官に映画の看板を指差しながら話しかけられたり、花売りの女性からバラをプレゼントされたりと歓迎を受ける。さらにトルコ名物のイスラクハンバーガーにかぶりついた内野は、「すごくおいしい。日本のピザまんみたい」とトルコの味に舌鼓を打った。その後ブルーモスクやグランドバザールをめぐり、本作のトルコパートを撮影したヴァリデハンへ。忽那汐里演じる春海とケナン・エジェ扮するムラトの出会いのシーンが撮影されたこの場所は、「007 スカイフォール」でジェームズ・ボンドがバイクで追手から逃げる場面のロケ地でもある。屋上に上がると同時に礼拝時間を告げるアザーンが響き渡り、内野は「とても神秘的な気持ちになりました。日本ではお寺の鐘が鳴るようなことしかないけど、やはりこの国は宗教が根ざす街なんだなと思いました」と神聖な空気を味わった。

「海難1890」ポスタービジュアル (c)2015 Ertugrul Film Partners

お茶の時間になると内野は、もう1つの名物であるトルココーヒーを味わってみることに。粘度が高いコーヒーに驚く内野だったが、飲み終わったあとはカップに残った粉を使い“コーヒー占い”にも挑戦。現地スタッフに「内野さんの人生は豊かになるという暗示が出ています」「自分が望まれているところにたどり着くまで努力が必要」と告げられた内野は、「なんでも努力しないものには与えられないよね。ありがとうございます。豊かになろう(笑)」とコメントする。

この日の最後に訪れたのは、エルトゥールル号の歴史を知るうえでは欠かせない海事博物館。串本の海底から引き上げられた当時の遺品や、本作のアイデアの1つにもなったガラスの香水瓶といった特別な展示物を、内野は熱心に見学する。そして「エルトゥールルの海難事故というのをトルコの方々はとっても大切にしてくださっているんだなというのをすごく感じましたね。日本のトルコ記念館にもすごく充実した資料があるけれど、トルコの方々は教科書にも載せているし、次の世代の方々にしっかりと、日本との関係性の大事さを伝えています。ですので、今回の映画ができたことは日本人にとってとても大きなことだと感じました」と感想を述べた。

1日の終わりに内野は、「歩いてみてよくわかったけど、トルコはとても親日国家ですね。トルコの方々がこの作品をどう感じ取って、どう観てくれるのかとても期待していますし、楽しみです」と話した。

「海難1890」は、全国で上映中。

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