杏が実写映画初主演、老人ばかりのオーケストラでバイオリン&指揮に挑戦

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女優のが新作「オケ老人!」で実写映画初主演を務めることがわかった。

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「オケ老人!」は、「探検隊の栄光」で知られる荒木源の小説をもとにしたエンタテインメント作品。高校の数学教師・小山千鶴と、彼女が間違って入団してしまった老人ばかりのアマチュアオーケストラ“梅が岡交響楽団”の団員たちが成長していく物語を描き出す。これまでNHK連続テレビ小説「ごちそうさん」などに主演してきた杏は、本作でオーケストラのバイオリン部に参加するものの指揮棒を振るはめになる千鶴を演じ、バイオリン演奏や指揮に初挑戦。特にバイオリンは半年以上前から練習を始め、通常2、3年はかかるという演奏の基礎をわずか1カ月で習得したという。

原作は男性が主人公の作品だが、映画化にあたりその設定を変更。プロデューサーは「主人公を女性に書き換えようという発想が生まれた瞬間、全員が思い描いたのが杏さんでした。彼女の底抜けに明るい笑顔と伸びやかな四肢を活かしてタクトを振る姿こそが老人達を叱咤激励していける唯一の存在であると確信したとき、この映画は動き出したのです」と語る。杏は「楽器演奏に指揮に初チャレンジの多い作品ですが、愛すべきキャラクターが沢山いる原作です。本読みをしただけで笑いと涙が出てきました」と話している。

監督を務めたのは、コントユニット“男子はだまってなさいよ!”主宰の細川徹。これまでに構成作家としてバラエティ番組「笑う犬の情熱」などを手がけ、長編映画を監督するのは「ぱいかじ南海作戦」に続いて2作目となる。細川は杏について「様々な素敵な作品を拝見していましたが、実際、お会いしてみると、作品の魅力もさることながら、ご本人の魅力がすごく大きいんだと実感しました」と明かし、「そんなジャンルはないけど、老人音楽モノの最高峰となるでしょう。お楽しみにしてください!」とコメントを寄せた。

「オケ老人!」は10月8日にクランクインしており、約4週間かけて撮影を行う予定だ。2016年に全国ロードショー。

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杏 コメント

楽器演奏に指揮に初チャレンジの多い作品ですが、愛すべきキャラクターが沢山いる原作です。
本読みをしただけで笑いと涙が出てきました。
初、主演という言葉は重いですが、人生の大先輩方のお力を借りて、頑張りたいと思います!

細川徹監督 コメント

初稿を書いたのが、4年前。あれから回を重ねて、いくつもの偶然も重なり、時間をかけたからこそ生まれたアイデアもたくさんあり、4年かかったから、主役のさんをはじめ、最高のキャストが揃ったのだと、今、撮るべき映画だったんだなと思います。
杏さんは様々な素敵な作品を拝見していましたが、実際、お会いしてみると、作品の魅力もさることながら、ご本人の魅力がすごく大きいんだと実感しました。そんな杏さんと仕事ができるのが最高に楽しみです。他のキャストの方々も衣装合わせやリハーサルから笑いが絶えません。おもしろくなる気しかしない最高のキャスティングです。そんなジャンルはないけど、老人音楽モノの最高峰となるでしょう。お楽しみにしてください!

荒木源(原作者)コメント

オケ老人たちの音楽が本当に聞こえてきたら──。映画化を心待ちにしていました。可愛くてカッコいい最高のキャストを得て、素晴らしい作品になることを確信しています。

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やっぱり邦画好き… @cinemaj

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