柳町光男が中国人留学生、台湾人香具師を捉えた90年代の監督作初DVD化

2

15

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 10 8
  • 1 シェア

柳町光男が監督を務めた「愛について、東京」「旅するパオジャンフー」が初DVD化され、本日8月4日に発売された。

「愛について、東京」 (c)「愛について、東京」製作委員会

大きなサイズで見る(全16件)

愛について、東京(DVD)
Amazon.co.jp

旅するパオジャンフー(DVD)
Amazon.co.jp

「愛について、東京」 (c)「愛について、東京」製作委員会

「愛について、東京」は、北京から東京にやって来た留学生・方純を主人公にしたヒューマンドラマ。1992年にナント三大陸映画祭アジア映画賞をはじめ多数の賞に輝いている。ある日、パチンコで不正を働いているところを元ヤクザの店長・遠藤に見つかった方純は、日本料理屋で出会った日本生まれの中国人少女アイリンを紹介するよう強要され、歪な関係を結んでいくことに。方純役を実際に留学生として日本に滞在していたウー・シャオトン、アイリンを岡坂あすか(現・黒沢あすか)、遠藤を藤岡弘、が演じている。

「旅するパオジャンフー」 (c)1995 Sony PCL Inc.

「旅するパオジャンフー」は、台湾人香具師“パオジャンフー”を捉えた1995年のドキュメンタリー。歌や踊り、火吹きなどの芸を披露しながら、皮膚の疾患に効くという薬を売り歩くパオジャンフーたちに密着し、彼らの生活の様子や、後継者問題に悩む姿を切り取っていく。約2カ月に渡って台湾で撮影され、撮影監督を小川紳介作品で知られる田村正穀(現・たむらまさき)が担当した。

「旅するパオジャンフー」 (c)1995 Sony PCL Inc.

なお2作品のジャケットの裏面には2015年4月に収録された柳町のインタビューを掲載。インタビューの中で柳町は「中国人から日本に住んでる中国人をいろいろ紹介されて、留学生なんかとも会うようになって、『ボーダーは見えないけど、実は東京にも、日本の中にもあるんだ』と気づいて」「台湾に行ったとき、薬売りに女性のストリップまがいのパフォーマンスがあって、大道芸があるというのが、最初見てビックリしました。日本の寅さんみたいなのもいるけど、こういうふうにお客を惹きつけて、実際裸とは関係ない薬を売るという」とそれぞれの作品の制作動機を語っているほか、撮影当時のキャストとのやりとりや社会の空気を振り返っている。

この記事の画像・動画(全16件)

もっと見る 閉じる

愛について、東京

2015年8月4日(火)発売
発売・販売元:ディメンション
価格:4104円

旅するパオジャンフー

2015年8月4日(火)発売
発売・販売元:ディメンション
価格:4104円

読者の反応

  • 2

台湾ニュース @jo_taiwan

柳町光男が中国人留学生、台湾人香具師を捉えた90年代の監督作初DVD化 - ナタリー http://t.co/abfPg6eYw0

コメントを読む(2件)

おすすめの特集・インタビュー

関連商品

リンク

このページは株式会社ナターシャの映画ナタリー編集部が作成・配信しています。 愛について、東京 / 旅するパオジャンフー / 柳町光男 / ウー・シャオトン / 黒沢あすか / 藤岡弘、 / たむらまさき の最新情報はリンク先をご覧ください。

映画ナタリーでは映画やドラマに関する最新ニュースを毎日配信!舞台挨拶レポートや動員ランキング、特集上映、海外の話題など幅広い情報をお届けします。