マッツ・ミケルセン、「悪党に粛清を」PRでアクション好きの意外な素顔を披露

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主演作「悪党に粛清を」のPRのため、5月中旬に初の来日を果たしたマッツ・ミケルセンに、映画ナタリーからの質問に答えてもらった。

マッツ・ミケルセン

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「悪党に粛清を」は、「キング・イズ・アライヴ」のクリスチャン・レヴリングが監督を務め、1870年代のアメリカを舞台に、元兵士の男ジョンの壮絶な復讐劇を描いたウエスタンノワール。

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ドラマ「ハンニバル」でレクター博士を演じ、鮮烈な印象を残したミケルセン。役柄に自身のパーソナリティを反映させることはあるかと尋ねると、ミケルセンは「どんな役柄にしてもアプローチは一緒で、ある程度は自分自身が反映される。心情を同化できるように努力しているよ」と語る。また「レクターを演じるからといって人肉を食べるわけではないし、今回の作品で言うと僕はジョンでもないけれど、家族を持つ人間としてジョンの心情は理解しやすい。彼がしたことはよくわかる」と、妻子を奪われたジョンの心情に寄り添ってみせる場面も。

続いてミケルセンにとってのヒーローは誰かと尋ねると、喜劇俳優のバスター・キートン、アクションスターのブルース・リーの名を挙げる。そして「特にブルース・リーは20歳になるまでにありとあらゆるものを観尽くして、本も全部読みあさった。彼は肉体派の俳優の中でもカリスマ性抜群で、少ない動きで雄弁に語ることができる。とても真似はできないけど、そういうふうになれればいいと思っている」と、意外な一面をのぞかせた。

さらに話題は日本映画へ。幼少期に黒澤明の監督作をよく観ていたというミケルセンは、「アクションシーンが観たくて、『赤ひげ』とか。7~8歳の頃だったから、日本なのか中国なのかはよくわからなかったけどね」とほほえむ。そして、黒澤作品に惹かれる理由を「大人になってから気付いたことだけど、彼の作品の登場人物たちは、ほかの監督の映画にはない人間臭さがあるんだ」と明かした。

「悪党に粛清を」は、6月27日より全国でロードショー。なお新宿武蔵野館のロビーでは、公開初日から7月10日までの2週間限定で、ミケルセンがファンへ向けた日本語メッセージ動画のNGテイクを観ることができる。この映像には、自然な発音を通訳に何度も聞き返したり、繰り返し練習するさま、言い間違えて苦笑いする様子まで惜しみなく収録。ミケルセンのチャーミングな姿を見られる貴重な映像なので、気になるファンは足を運んでみては。

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ミケルセンにとってのヒーローはバスター・キートンとブルース・リー
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