小松菜奈がアイドル役に共感したと明かす、「夢を与える」舞台挨拶 

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WOWOWにて6月より放送されるドラマ「夢を与える」の完成披露試写会が、本日5月14日に東京・スペースFS汐留で行われ、主演を務めた小松菜奈菊地凛子、監督の犬童一心が舞台挨拶に登壇した。

「夢を与える」舞台挨拶の様子。左から犬童一心、小松菜奈、菊地凛子。

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小松菜奈

「夢を与える」の原作は、綿矢りさによる同名小説。華やかな芸能界に身を置く少女とその母親の間に生まれる葛藤を、嫉妬や裏切り、欲望などスキャンダラスな要素を織り交ぜながら描く。小松が扮するのは、美しい容姿を生まれ持ちアイドルとして活躍するものの、恋にのめり込んだことを契機に転落していく少女、夕子。そして夕子に自らの夢を託す元モデルの母親、幹子を菊地が演じた。

菊地凛子

原作を読んで以来、映像化を熱望していたという犬童は「出版されてすぐに綿矢さんに(映像化の)お願いをしたんですが、彼女はそれから6年くらい待ってくれた。やっと綿矢さんに観せられるということがうれしかったです」と満足げな面持ちで完成の喜びを語った。

左から犬童一心、小松菜奈、菊地凛子。

司会者が小松、菊地の2名に、複雑な役柄を演じ終えた感想を尋ねると、小松は「夕子のキャラクターに共感する部分が多かったです。『これって小松菜奈として言ってるんだっけな?』と、区別のつかないときがありましたし、役と自分が近すぎて難しい部分もありました」と明かす。そして「私は夕子みたいに母親に対して反発はせずに拗ねちゃうタイプなので、そこは少し違うかな」と、はにかんだ表情を見せながら答えた。一方の菊地は「娘がいる母親役というのは女性として難しいテーマというか、非常にやりがいのある役でした」と、真摯に語る。

さらに犬童は「自分の人生や他人との関係など“バラバラになったものをつなぎとめる” というクライマックスを撮りたかったことに撮影中気づきました。そこをぜひ観てほしいです」とアピールすると、菊地は「親と子の関係性はずっと変わらないけれど、母と娘というのは女という同じ性を持っているからこそ、いびつな間柄になりうるのかなと思いました」と本作のメインテーマに言及。最後に小松が「話は重いですが、もし自分が出ていないとしても大好きになっただろうなと思う作品ができました!」と輝く笑顔を見せて、舞台挨拶は終了した。

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連続ドラマW「夢を与える」

WOWOWプライム 2015年5月16日(土)スタート 毎週土曜 22:00~
※全4話。第1話は無料放送
<出演者>
小松菜奈 / 菊地凛子 / 真剣佑 / 夏帆 / オダギリジョーほか

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りんご太郎 @ringo_jam

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